烏竹軒


- 所在地 : 江原道江陵市栗谷路3139番キル24 (竹軒洞201)
- 問い合わせ先 : +82-33-660-3327
- 指定番号 : 宝物第165号
- 指定日 : 1963年1月21日
- 時代 : 朝鮮時代前期
- 所有者/管理者 : 国有/江陵市(烏竹軒/市立博物館)
- 材料 :
- 規模/数量 : 正面3間、側面2間、大庁(広い板の間)4間、部屋と板の間2間
紹介
烏竹軒は、元は睡斎・崔応賢の家だったが、2番目の婿の李思温に相続され、李思温の娘である龍仁李氏に受け継がれた。
龍仁李氏には娘が5人いたが、財産を相続するとき、外孫の栗谷・李珥には祖先の祭祀を奉ずる条件でソウルの寿進房の瓦屋と田畑を与え、権處均には墓を守る条件で烏竹軒の瓦屋と田畑を与えた。
祖母から家を譲り受けた権處均は、家の周りに黒い竹が生い茂るのを見て自身の号を烏竹軒とし、これが後に家の名前になった。
烏竹軒は、朝鮮時代前期の民家の別棟(離れ)に当たる建築物だ。 正面3間、側面2間の平らな建物で、大庁(広い板の間)4間と板の間2間で構成されている。大庁は井の字型に板子が敷かれ、天井は梁と垂木で竿縁をつくり、三面は障子窓が囲んでいる。
柱心包と類似する二翼工系形式を見せており、柱心包家から翼工式の家に移り変わる変遷過程を示している。
朝鮮時代前期の住宅が分かる資料として完璧な様子が保たれている構造的な価値に加え、この夢龍室で栗谷・李珥が誕生したことから、一層由緒深い場所になった。