時空を超えた自然との出会い
アルテミュージアム江陵
映像メディアを活用したメディアアートは、静的な作品の展示とは異なり、作品の中に観覧者を入り込むという特徴がある。
時間と空間という限界を超え、光を通じて表現される魔法のような芸術作品に触れてみよう。
アートミュージアム江陵は、鏡浦湖(キョンポホ)の近くにある没入型メディアアートの常設展示館である。
「バレー(VALLEY)」をテーマに、白頭大幹(クトゥデガン)の中核をなす江原道と江陵の地域的特性を活かした12のテーマごとに、
多彩なメディアアートを楽しむことができる。
視覚的なインパクトと感覚的な音響によって、時空を越えて作品に没頭するという変わった感覚を味わうことができる。
永遠なる自然(ETERNAL NATURE)をテーマに制作された作品を通じて、自然の美しさだけでなく、
なじみのある古典作品がメディアアートとして新たに繰り広げられる。
まるで海辺に来たかのような錯覚に陥るほど、波の音や映像が生々しい。
また、8mの高さから流れ落ちる滝も、本物の滝のような迫力を感じさせる。
風や雷、雨滴で表現される美しい光と音が醸し出す、幻想的な空間が魅力的な「STAR」は、
その名に相応しくキラキラ光るライトが星の光を思わせる。
まるで宇宙空間に浮かんでいるようで、非現実的な感覚を味わえる。
フォトスポットとして人気を集めている「SUN」は、まるで強いエネルギーを秘めた太陽の光のようである。
作品の前でポーズをとり、自分だけの芸術作品を完成してみよう。
最終コースである「GARDEN」では、西洋美術史を代表する巨匠の作品が時折流れる。
一周した後はしばらく座り、作品の中で流れる音楽に耳を傾けながら思索の瞬間を味わってみよう。
観覧時間
: 10:00〜20:00(年中無休)
入場締切
: 19:00
アルテミュージアム江陵 :
江陵市ナンソルホンロ131
メディアアートで楽しむ烏竹軒(オジュコン)
栗谷(ユルゴク)人性教育館
烏竹軒は、朝鮮時代初期に建てられた建築物で、詩や絵画、刺繍に優れた技量を持っていた芸術家・申師任堂(シンサイムダン)や、
大学者であり哲学者である彼女の息子・栗谷李珥(ユルゴク・イイ)が生まれた家である。
烏竹軒は、宝物に指定された文化財として、江陵を訪れたなら誰もが一度は訪れる名所である。
烏竹軒を訪れるなら、最近新しく造成されたメディアアートも見逃してはいけない。
烏竹軒を一周したら、すぐ向かい側にある「栗谷人性教育館」を訪れてみよう。
栗谷人性教育館は、江陵を代表する母と息子である申師任堂と栗谷李珥(ユルゴク・イイ)の生涯と学問、芸術に触れられるデジタル体験空間である。
地下には「実感映像室」があり、申師任堂の「草虫図」をテーマにしたメディアアート「師任堂の庭」を鑑賞することができる。
草虫図に登場する花や虫をメディアアートで表現し、まるで手に触れるような感覚を味わえる。
伝統と新しい芸術が融合することで、時空を超えた光の芸術として演出される。
メディアアートで楽しむ烏竹軒(オジュコン)
江陵貨幣展示館
近頃、烏竹軒に江陵貨幣展示館がオープンした。
申師任堂と彼女の息子である栗谷李珥が5万ウォン札と5千ウォン札の主人公として描かれえたことで、
世界初で唯一の母子貨幣が誕生した烏竹軒をモチーフにした展示館である。
なかでも、「芸術の魂」というテーマの展示室では、申師任堂と栗谷李珥の足跡を描いた映像やキネティック・メディアアートに触れ、
デジタル記念貨幣を体験することができる。
メディアアート鑑賞室の入り口には、来場者の顔写真を撮り、個人のメールへ送信するキオスクがある。
自分の顔を撮って送信するだけでいい。
メディアアート作品を鑑賞する際、夜明けの烏竹軒の竹林や東海の日没と日出、デジタルを通じて再解釈された大竹軒に触れ、
最後には来場者の顔がデジタル記念貨幣に刻まれる流れで、特別なメディアアートを体験することができる。
観覧時間
: 9:00–18:00
入場締切
: 17:00
休館日
: 1月1日、旧正月・チュソク当日(烏竹軒は年中無休)
烏竹軒 :
江陵市ユルゴクロ3139ボンギル24