カンヌン(江陵)の味
夏に食べるのが一番美味しい!
涼しげな夏の味覚
夏はうだるような暑さで食欲が失せてしまいがち。そんな時は、暑さを吹き飛ばす夏の味覚を求めてカンヌン(江陵)旅行に出かけてみてはいかがだろうか。甘酸っぱくて辛い刺身入り冷やしスープから、淡白でさっぱりした混ぜそば、まろやかで甘い氷小豆まで!口の中に入れたとたんに体の芯から涼しくなるカンヌン(江陵)の夏の味覚をご紹介する。
甘酸っぱい刺身入り冷やしスープ
ムルフェ(刺身入り冷やしスープ)村として知られるサチョン(沙川)は、海岸に沿って刺身入り冷やしスープの店が立ち並んでおり、ハズレがない。どの店に入っても平均以上の味が保証されている。ほとんどの店に生け簀があり、刺身入り冷やしスープのメイン材料である魚を生きたまま保存している。刺身入り冷やしスープの具材は、その日に獲れた魚種によって、イカ、カレイ、ヒラメ、クロソイ、雑魚などが使われる。
刺身入り冷やしスープは刺身をスープに入れて食べる料理で、旬の魚介類と野菜、酸味のあるスープが絶妙にマッチする。もっちりした新鮮な刺身やイカの刺身を、シャキシャキした野菜、酸味と辛味の効いた冷たいスープと一緒に食べると、暑さで火照った体と心を一気に冷ましてくれる。
刺身入り冷やしスープを注文すると、キムチやナムル、塩辛などのおかずが一緒に出てくる。特に、刺身入り冷やしスープと一緒に出てくるクロソイ入りワカメスープが絶品。冷たい刺身入り冷やしスープと温かいワカメスープを交互に食べるのがおすすめだ。
暑さを和らげる混ぜそば
混ぜそばは、そば粉の麺を冷たい大根の水キムチの汁や肉で出汁をとった淡白なスープに入れて食べる料理で、カンウォン(江原)道の名物だ。コシのある麺と氷を浮かべたスープを一口すすると、口の中がたちまち涼しくなる。そばは冷たい性質を持っているので、夏に食べると体内に溜まった熱を冷ますのに役立つ。
スープに入れて食べる水混ぜそばと、タレを絡めて食べる混ぜそばは、どちらも夏に食欲を高めてくれる。混ぜそばに合うサイドメニューとしておすすめなのは、ゆで肉とそばのチヂミだ。そばのチヂミは、そば粉の生地にキムチを入れて薄く焼いたもので、食感がもっちりとしていて香ばしく、混ぜそばとよく合う
甘くて冷たい氷小豆
夏バテで何も食べたくなくても、氷小豆だけは例外だ。カンヌン(江陵)のビーチ沿いに並ぶカフェでは、夏の限定メニューとして氷小豆を扱っている。食事とまではいかないが、スイーツにしてはボリューム満点の氷小豆を一杯食べれば、体の内側から涼しくなり、猛暑も忘れることができる。涼しいカフェで氷小豆を食べながら海を眺めていると、天国にいるような気分になる。
氷小豆には雪のようにきめの細かい牛乳のかき氷が入っており、口の中に入れたとたん、ふわっと溶けていく。その上によく茹でた小豆と麦こがし、練乳やアイスクリームがのっていて甘い。トッピングは様々で、基本的にはもっちりしたお餅がのっている。様々なフルーツをトッピングすればフルーツかき氷になる。きれいにデコレーションされた氷小豆はSNS映えする。
サチョン(沙川)ムルフェ村 :
江陵市サチョン(沙川)面サチョンジン(沙川津)里86-133
アンモク(安木)海辺 :
江陵市チャンヘロ14ボンギル20-1