テーマ旅行

ポップコーンのように弾ける春の喜び

江陵の桜名所

• 「春」という単語にはときめきが宿っている。長い冬を越えて迎る春がさらに嬉しい理由は、世界中が躍動するエネルギーで溢れているかであろう。江陵の春は満開に咲く桜で、毎年活気が溢れている。まるで新しい季節の到来を祝うファンファーレのようだ。今年、江原道の桜開花時期は3月末から4月初めと予想される。ポップコーンのように弾ける桜を見ずして、春をただ過ごすわけにはいかない。最も華やかで豊かな桜に出会える江陵の名所を紹介する。

鏡浦台&鏡浦湖



• 鏡浦台と鏡浦湖は多くの人にとって親しみのある江陵を代表する観光名所。二つの名所の魅力をより高めてくれる主人公こそが、まさに春の日に満開になる桜である。


• 旧国道7号から鏡浦湖に入る入口を起点に、鏡浦台の前を通る中央通路に至るまで、約3kmの区間に並ぶ桜の木は、4月に入って息を飲むように美しい桜のトンネルを成す。1960年、鏡浦海水浴場の開場とあわせて造成され、今でも多くの人々から愛され続けているこの桜の並木道は観光客や市民にとって格好のドライブコースである、ロマンチックな散歩コースである。


• 鏡浦台も鏡浦湖に負けないほど桜の風景を誇る。樹齢100年に及ぶ雄大な桜の木は、まるで護衛武士のようにあずま屋の周りを守り、春になると白い花房を咲かせて鏡浦台をより美しく彩る。
• 桜の開花時期に合わせてこの一帯で開かれる「鏡浦桜祭り」は、花見に訪れた人々の気分を一層盛り上げる。夜間にも桜の風情が感じられるよう照明をつけて、様々な体験プログラムやフリーマーケット、市民のど自慢などが開催され、忘れられない春の日の思い出を届ける。
  
  
• • 2025 鏡浦桜祭り
  • 日時 : 2025年4月4日(金) ~ 4月9日(水)
  • 場所 : 鏡浦台及び鏡浦湖一帯

鏡浦台&鏡浦湖
江陵市キョンポロ365

許筠・許蘭雪軒記念公園



• 許均·許蘭雪軒記念公園は、朝鮮中期の文臣であり時代の反逆者だった許均(ホ・ギュン)の革新思想と最高の女流文人として認められた許蘭雪軒(ホ・ナンソルホン)の文化的業績を賛える名所だ。


• 一年中、青い松林が訪問客を迎えるこの場所は、春に咲く水仙、レンギョウ、紅梅などの色とりどりの花がその華やかさをより一層引き立てる。まるで緑の絹の上にきれいに刺繍を施したようだ。


• 特に許蘭雪軒(ホ・ナンソルホン)の生家跡の周辺に咲く満開の桜は、夢の中を歩いているように幻想的だ。桜が満開を迎え、風に舞う花吹雪に打たれながら古宅周辺を散歩するのは春ならではの特別な体験になるだろう。



• 松林のそば、小さな川沿いに続く桜並木も必見。特に江陵メタバース体験館と許均·許蘭雪軒記念公園の駐車場の間に架かる橋の上で鑑賞する桜の風景は絶景だ。穏やかな水面の上に映る桜の影が心に暖かい春の気配を届ける。

許筠・許蘭雪軒記念公園
江陵市ナンソルホンロ196ボンギル1-16

江陵南山公園



• 南山公園は江陵の観光地というより、住民のための憩いと余暇を楽しむための公園だ。散歩路やバドミントンコート、運動施設、展望空間、野外ステージなどを備えた南山公園には、江陵住民のささやかな日常の時が刻まれていく。何気ないの日常が続くこの場所がドラマチックになる瞬間は、山全体が桜で覆われるときだ。


• 南山へと続く階段に沿って雄大な桜のトンネルが広がる。この区間はかなり人気フォトスポットで、記念写真を残そうとする人でいつも賑わっている。階段を上ると南山の一番高い所にある五星亭というあずま屋がある。まるで花冠をかぶったように桜を支えるあずま屋に座ってゆっくりと桜を鑑賞しよう。レジャーシートやおやつを持って公園の芝生に座って花見を楽しむのもオススメ。


• 桜のシーズンになると、南山公園でも小さな祭りが開かれる。様々なジャンルの野外公演、体験プログラムなどを通して春を祝う楽しいひと時が繰り広げられる。
  
  
• • 2025 南山公園桜祭り
  • 日時 : 2025年4月4日(金) ～ 4月6日(日)
  • 場所 : 南山公園

江陵市民だけのとっておき桜の名所BEST3